明日への断片

ゲーム制作やプログラミング関する記事を中心に更新していこうと思います。

33欠片目:百人一首のお話

 こんにちは。学校の奨学生試験の結果、一定の学費免除を頂くことが出来て嬉しいvoidです。
奨学生と小学生ってイントネーションでの区別が難しいですよね...


今日は、何の脈絡もなく百人一首の事について書こうと思います。

百人一首

 自分は、小学校の5,6年生の時のクラブ活動で百人一首クラブに参加していました。人数はまぁ、他のクラブと比べて少ない方でしたね。
学校のクラブでやろうと思ったきっかけは、それまでは正月に祖母の家(市内)に行ったときにやったことがある程度だったのですが、3年生の頃に学年での百人一首大会があり、友達とどっちが先に全部覚えられるか競争になり、気づいたら全部覚えることが楽しくなっていて、百人一首自体も面白いと思うようになっていたからです。

 ところで、百人一首の知名度はどのくらいあるのでしょうか。お正月とかにはテレビのニュース番組で取り上げられていた記憶がありますが、近年は正月にテレビを見ないので分からんとです。
 最近では『ちはやふる』という作品で取り上げられているようですが、見たことがないので何とも言えません...


 簡単に言うと「かるた遊び」なのですが、平安、鎌倉時代に生きた歌人の優れた短歌をまとめたものでもあるのです。小学生のときは意味なんか考えずにひたすら文字とリズムだけで覚えていましたが、中学生のときにで改めて意味を調べてみたときに、当時の人々の心情が描かれていて面白いなぁと思いました。一番多いのは恋愛関係の歌だったりもします。

一字決まり句

 ここで、百人一首を実践するとき(恐らくないと思いますが...)に役立つ知識を紹介します。
プロ(?)の人たちは、読み手の人が読み始めた瞬間に『シュターン!!』と手を出していますが、あれに近づくためのものです。

一字決り句とは読んで字のごとく、「一字で決まる句」なのです。

何文字か読めば、上の句を読み切るまでもなく下の句を特定できてしまうのが、百人一首の特徴ともいえます。
それが、一文字で決まってしまう句が一字決まり句です。

具体的には、「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」この文字で始まる7句です。

む→  村雨の 露もまだ干ぬ 槇の葉に 霧立ち上る 秋の夕暮れ

というように、「む」と読まれた瞬間に、「きりたちのほるあきのゆふくれ」を取ればいいのです!(取り札は昔の仮名遣いがされていることが多いです)

是非とも今回は、「むすめふさほせ」だけでも覚えてもらえれば幸いです。(謎の売り込み)

す→ 住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 ひとめよくらむ
め→ めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな
ふ→ 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を嵐といふらむ
さ→ 寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮れ
ほ→ ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる 
せ→ 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ


本日は以上なりけり。ではまた!